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実家から出てきた古い切手は、すぐに捨てない
実家片付けをしていると、引き出しや押し入れから、古い切手や切手アルバムが出てくることがあります。
昭和時代の記念切手、未使用の切手シート、消印のある使用済み切手、外国切手など、種類が分からないまま保管されていることも珍しくありません。
古い切手のすべてに高い価値があるわけではありません。大量に発行された記念切手などは、古くても高額にならない場合があります。
一方で、未使用切手は、収集品としての価値が高くなくても、郵便に利用できる可能性があります。希少な切手や特殊な消印、封筒に貼られた状態で評価される物もあるため、年代だけで処分を決めないことが大切です。
この記事では、実家から出てきた古い切手を、売る・残す・使う・処分するための確認方法を解説します。
切手を確認する前に避けたいこと
切手は、扱い方によって状態が変わることがあります。価値を確認するまでは、次のようなことを避けましょう。
- アルバムから無理にはがす
- 裏面の糊を水で洗う
- 汚れや消印をこすって落とす
- テープやのりで補修する
- 折れた切手をアイロンで伸ばす
- 封筒やはがきから切手だけを切り離す
使用済み切手は、消印や封筒を含めた状態で収集対象になる場合があります。古い封筒やはがきに貼られている切手は、切り離さず、そのまま残しておく方が安全です。
切手を扱うときは、手を清潔にし、できるだけ表面や裏面の糊に直接触れないようにしましょう。
最初に切手を種類ごとに分ける
大量の切手を一枚ずつ調べる前に、次のようなグループに分けると整理しやすくなります。
- 未使用の切手シート
- 未使用の切手単片
- 記念切手・特殊切手
- 普通切手
- 使用済み切手
- 封筒やはがきに貼られた切手
- 外国切手
- 種類が分からない切手
普通切手にも人物、動植物、建物などの図柄があります。図柄が簡単だから普通切手、華やかだから記念切手とは限りません。
アルバム、台紙、袋、購入時の領収書、切手に添えられた説明書なども、切手と一緒に残しておきましょう。
古い切手の価値を確認する5つのポイント
1.未使用か使用済みか
消印がなく、裏面の糊が残っている物は、未使用切手の可能性があります。
未使用切手は、収集品としての価値だけでなく、郵便に利用できるかという点も確認します。
使用済み切手は、一般的な物では買取が難しい場合があります。ただし、希少な切手、特殊な消印、古い封筒に貼られた物などは、確認する価値がある場合もあります。
2.切手の種類と発行時期
古い切手の中には、普通切手、記念切手、特殊切手、年賀切手などがあります。
切手単片には、発行年が記載されていないこともあります。その場合は、図柄、額面、文字、国名などを手がかりに、切手カタログや専門サイトで確認します。
昭和時代の切手だから高価、発行年が新しいから価値がないとは一律に判断できません。発行枚数、現存数、保存状態、現在の需要などによって評価が変わります。
3.保存状態
切手では、次のような状態が確認されます。
- 折れやシワがないか
- 黄ばみ、シミ、カビがないか
- 色あせしていないか
- 切手の周囲のギザギザが欠けていないか
- 裏面の糊が残っているか
- テープやのりによる補修跡がないか
未使用に見えても、裏面に貼り付け跡や変色があると評価が変わる場合があります。
4.シート・セットが揃っているか
切手がシートのまま残っている場合や、同じシリーズが揃っている場合は、切り離さずに保管しましょう。
シートの余白部分に、切手の名称や印刷に関する情報が残っている場合があります。切手を使う予定がない段階では、査定や確認が終わるまで、そのままにしておくと安心です。
5.希少性と現在の需要
切手の価値は、古さだけで決まるわけではありません。
発行枚数が多く、現在も多く残っている切手は、記念切手でも高額にならない場合があります。一方で、発行枚数が少ない物、現存数が少ない物、特殊な印刷や消印がある物などは、評価される可能性があります。
自分だけで判断できない切手は、無理に分類せず「確認待ち」として分けておきましょう。
自分で切手を確認する手順
ステップ1:全体の写真を撮る
最初に、アルバム、シート、封筒など、切手が残っている状態のまま全体を撮影します。
次に、図柄、額面、文字、消印、シミや折れが分かるように写真を撮ります。直射日光を避け、明るい室内で撮影すると確認しやすくなります。
ステップ2:分かる範囲で記録する
次のような情報をメモしておきましょう。
- 日本切手か外国切手か
- 未使用か使用済みか
- 額面はいくらか
- シートか単片か
- 同じ切手が何枚あるか
- アルバムや封筒に入っているか
- 目立つ汚れや破損があるか
発行年が分からなくても問題ありません。分からない情報を推測で記入する必要はありません。
ステップ3:図柄と額面から調べる
切手に記載された国名、額面、図柄、文字などを組み合わせて検索します。
例えば「日本 切手 20円 鳥」「記念切手 万博 額面」など、確認できる特徴を使って調べます。
インターネット上の販売価格は、実際に売れた価格や買取額とは異なります。高い販売価格が表示されていても、そのまま買取価格になるわけではありません。
同じように見える切手でも、発行時期、細かな印刷の違い、保存状態などによって評価が変わることがあります。
未使用切手は「売る」以外の方法も確認する
未使用の日本切手には、収集品として売る以外に、郵便に利用する方法があります。
額面が現在の郵便料金に足りない場合でも、ほかの切手を組み合わせて利用できることがあります。大量にある場合は、使用できる切手かどうかを郵便局で確認すると安心です。
郵便切手は、所定の手数料を支払うことで、通常切手や通常はがきなどへ交換できる場合もあります。ただし、現金への払い戻しではありません。
交換できる物や手数料は変更される可能性があるため、利用前に日本郵便の切手類の交換手数料を確認してください。
未使用切手を見つけた場合は、買取価格だけでなく、郵便で使う場合や交換する場合も含めて判断しましょう。
切手の買取先を選ぶときの確認事項
切手の買取を依頼する場合は、次の点を事前に確認します。
- 切手を専門的に査定できるか
- 日本切手と外国切手の両方を扱っているか
- 使用済み切手も査定対象になるか
- 査定料、送料、出張料などがかかるか
- 査定後に売却を断れるか
- キャンセル料や返送料は誰が負担するか
- 値段がつかない切手の扱いはどうなるか
- 会社名、所在地、連絡先が明記されているか
料金がかかることだけで、問題のある業者とは判断できません。重要なのは、申し込み前に費用や条件が分かりやすく説明されていることです。
大切な切手や希少性がありそうな切手は、一つの査定結果だけで決めず、ほかの査定先と比較する方法もあります。
写真査定・宅配買取を利用するときの注意点
写真査定は概算として考える
写真査定では、切手の全体、額面、消印、裏面、シートの状態などを撮影します。
ただし、写真だけでは、細かな印刷の違い、糊の状態、補修跡などを判断できない場合があります。写真で提示された金額は、実物査定後に変わる可能性があることを確認しておきましょう。
宅配前に記録を残す
宅配買取を利用する場合は、送る切手の写真と枚数を記録します。
配送方法、送料、補償の有無、査定後の返送方法、返送料なども事前に確認しましょう。査定額に同意してから、入金予定日と取引記録を保存しておくと安心です。
本人確認のタイミングを確認する
切手を売却するときは、本人確認書類の提示を求められる場合があります。
どの段階で、どのような方法で本人確認を行うのか、個人情報がどのように管理されるのかを確認しましょう。本人確認を求められることだけで、問題のある業者とは判断できません。
その場ですぐに売らない
査定額に納得できない場合や、家族に相談したい場合は、その場で売る必要はありません。
特に、親が集めていた切手や、アルバムとして整理されている切手は、売却前に家族へ確認しておきましょう。
切手や着物・古銭を捨てる前に、査定方法と買取の注意点を確認してみませんか。
処分を検討してもよい切手
次のような切手は、買取や再利用が難しい場合があります。
- 一般的な使用済み切手で、強い汚れや破損がある
- カビや水濡れによる傷みが大きい
- 切手の一部が欠けている
- テープやのりで強く貼り付けられている
- 査定先で取り扱い対象外と確認された
- 家族が残すことを希望していない
ただし、未使用切手は、発行年だけで処分を決めないでください。郵便への利用、切手類との交換、買取などを確認してから判断します。
外国切手や古い封筒、特殊な消印がある物は、自分で価値を判断しにくいため、切手を扱う専門店へ確認する方法があります。
実家の切手を整理するときは家族にも確認する
切手の市場価値が高くなくても、親が長年集めたアルバムには思い出が残っている場合があります。
売る候補、残す候補、郵便に使う候補、判断を保留する物に分け、家族と相談してから決めましょう。
大量の切手を一度に整理するのが難しい場合は、実家片付けで最初に行う準備と優先順位も参考にしてください。
まとめ
実家から古い切手が出てきた場合は、年代だけで価値を判断せず、未使用か使用済みか、種類、額面、保存状態、シートやアルバムの状態などを確認しましょう。
古い記念切手でも、高額になるとは限りません。一方で、未使用切手は、収集品としての価値が高くなくても、郵便に利用したり、所定の手数料で交換したりできる可能性があります。
封筒やアルバムから無理にはがさず、写真と枚数を記録したうえで、必要に応じて切手を扱う査定先へ相談します。
売る・残す・使う・処分するという選択肢を分けて考え、家族が納得できる方法で整理を進めましょう。


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